おいちゃんと呼ばれています

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転職ドラフトの結果と考察

転職ドラフト(第6回) に参加した。参加に至る経緯については こちら に書いたが、それはともかくとして、結果を受けて、いろいろと自分を見つめ直す機会となったのでメモしておく。

結果

利用規約 を読むに(特に16条)あまり詳しく書いてはいけないと思うので企業名は伏せるけれども、

  • 年収 800万 x 2 指名
  • 年収 750万 x 1 指名

自分がパフォーマンスを発揮できる環境において、出せるバリューはこれくらいかなと考えて「希望年収」欄には 800万と記入していたので、まあだいたいそのくらいだよなと確認できて良かった。

全体の分布をみると下記のような感じで、ああ結構高く評価していただけたんだなと、嬉しく思った。

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評価の理由

企業が記入してくださる欄に「指名理由」という項目があって、

  • フロントエンドとバックエンドどちらも高いレベル
  • 適切な技術を選択してユーザービリティの高いものを一気通貫でつくり上げる力
  • 開発プロジェクトのリード役ができること

と、いずれの企業もだいたいそんな感じで評価していただいていた。ブログや GitHub にも目を通していただけていて有り難かった。

開発をリードするエンジニアの価値

先ほど、下記の記事を読んでいて、

——では、今後の転職ドラフトでほしい人材は?

藤川: 転職ドラフトでは、ビジネスとテクノロジーのバランスがとれている人を狙いたいと思っています。今、BASE はリーダーシップをとれる人材に飢えています。そこが採れると若い人も増やしていけるし、ちょっとエッジーなエンジニアもお迎えする余裕ができる。だから、チームの柱になる人を探したいです。

というくだりがあって。なるほど、やはり開発をリードするエンジニアはそれなりに需要があるんだなと安心した。

辞退の理由

指名額はいまの年収より高い。また、指名いただいた企業のうち 2つは、うち(GMO ペパボ)からも信頼できる仲間が転職している先で、あの人たちが選ぶところならきっと良い企業だろうという予想はできたんだけれども、さほど迷わずに辞退した。

それはやはり、いまの自分はもっと成長したい気持ちが強くて、そのためにはペパボの 「いるだけで成長できる環境」 が合っていると直感的に判断したからだと思う。

これからのこと

ただ、辞退の後、やはり今回の件で、これからのことを考える機会が少し増えたと思う。成長のその先には何があるんだっけ?自分は何を求めているんだっけ?という。

年収1000万での指名、とかそういうじゃないよな、とか。もっと質的に違う何か。

最近、近しい人が転職を考えているようで、相談をよく受けるので、その影響もあると思う。自分を見つめ直す機会が増えたこと。時々そういうタイミングが訪れるのは良いことかもしれない。

おまけ)転職ドラフトのこと

転職ドラフトのトップページ の「転職ドラフトが目指す世界」には既に目を通していて共感を持っていたが、中の人がもう少し詳しく書いたレポートが公開されていて読んだ。

「実力が正当に評価される世界を作る」。転職ドラフトの信念|転職ドラフトReport

「実力が正当に評価される世界を作る」というビジョンがしっかりあって、それに反すること(仮に短期的には KPI を下げることになっても)を明確にやらないようにしているのはプロダクトマネージャーの実力だと思った

2017/05/21 15:53

感想は はてブに書いたとおりだけど、すごく良いなあ、中の人と会って(転職とかそういうのではなく単純に友だちになりたいという興味で)話がしてみたいなと思った。