Windows のすべての操作を Emacs 風に変更するツール Xkeymacs が手放せない
前回「Firefox のキーバインドを Emacs 風に変更するアドオン Firemacs が便利すぎる 」を書いたばかりですが,
Firefox 以外でも Emacs 風キーバインドを使いたい。Emacs から離れると禁断症状の発作が起きてしまう。 <<
というアナタを救えるかもしれない,とっておきのツールがあります。
その名も,XKeymacs。 -XKeymacs
これを使えば,Windows 環境のすべてのアプリケーションで Emacs 風のキーバインドを使えるようになるというスグレものです。
しかも,アプリケーションごとに独自の設定もできますし,さらに,キーボードレイアウト(キーボード配列)を変更する機能までついています。
**設定のポリシー(基本方針)が秀逸 ところで,キーバインドを変えるだけなら,他にもいろいろなツールがあります。例えば,有名どころを挙げると,窓使いの憂鬱(および後継ののどか)等。
しかし,XKeymacs の何が素晴らしいかというと,まず,ひとつ。初心者にもやさしい GUI ベースなこと。
そして,もうひとつ。設定方法というか設定に対する考え方がスマートなのです。
上の画面見本を見ていただけると大体察しがつくかと思いますが,まず原則として,XKeymacs を使用するのか否か,使用するとしたら,標準でどんなキーバインドにするのかを設定できます。
そして,次に,原則に対する例外を設定できる。このアプリケーションだけ特別にこうする,など。
まさに無駄を排除した,頭のいい人の考え方なのです(うまく伝わってないとすれば,それは,XKeymacs が悪いのではなくて,筆者の力量が足りないだけです。念のため)。
**キーボードレイアウト(キーボード配列)の変更も GUI で また,XKeymacs では,例えば,CapsLock キーと Control キーの交換等,キーボードレイアウト(キーボード配列)の変更も GUI で行うことが可能です。
至れり尽くせりの XKeymacs 。 さぁ,Let's XKeymacs!
**おまけ - 僕の設定 ちなみに,僕はこの XKeymacs を使いはじめの頃は,原則,機能を無効にして,一部のアプリケーションのみ例外的に有効にしていたのですが,あまりにも便利だったために,設定が逆転し,今では機能を原則有効にして,一部のアプリのみ無効にするようになりました。
**参考サイト -デスクトップ百景(id:naoyaさんも XKeymacs を愛用されているようです。)
**このエントリーのつづき -Ctrl(Control)キーと CapsLock キーの位置問題に折り合いをつけてみる
**関連エントリー -Firefox のキーバインドを Emacs 風に変更するアドオン Firemacs が便利すぎる -vi と Emacs を 1か月ずつ使ってみて「楽をするためには苦労をいとわない」という哲学に脱帽した